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芝内 孝禎*; 北野 晴久*; 前田 京剛*; 朝岡 秀人; 武 殿彦*; 志垣 一郎*; 木村 剛*; 岸尾 光二*; 和泉 恭子*; 鈴木 専弥*; et al.
Journal of the Physical Society of Japan, 65(10), p.3266 - 3273, 1996/00
被引用回数:16 パーセンタイル:71.31(Physics, Multidisciplinary)表面インピーダンスZは、超伝導体の電気学的測定に最も基本的な物理量であり、特に、その虚部(表面リアクタンス)は磁場侵入長入を与える。またそれは交流の電気伝導度の別の表現になっておりZの詳細な研究は、超伝導ギャップの対称性を判断する上で欠かせない。しかし現在に至るまで良質な単結晶が得られていなかったための温度依存性等の実験が混乱した状況にある。そこで我々は高純度・高品質なYBaCuO,BiSrCaCuO,LaSrCuOを用い、表面インピーダンス測定を行った。その結果、磁場侵入長の低温の温度依存性、準粒子非弾性散乱の緩和時間等、超伝導特性を明らかにした。
岡安 悟; 数又 幸生; 田中 功*; 児島 弛直*
Physica B; Condensed Matter, 194-196, p.1881 - 1882, 1994/00
被引用回数:4 パーセンタイル:34.32(Physics, Condensed Matter)酸化物超伝導体LaSrCuO単結晶に電子線を照射して超伝導特性の変化を比べた。照射により約100ppmの点状欠陥が試料中に導入された。非可逆曲線及びヒステリシスの測定から、この照射はCuO面間に流れる超伝導電流を減らしていることがわかった。また、磁束クリープによる活性化エネルギーはg(T)lnJに比例していることがわかった。ここでg(T)は(1-T/Tc)という関数である。
岡安 悟; 数又 幸生; 田中 功*; 兒嶋 弘直*
Superconductors, Surfaces and Superlattices (Trans. of Materials Research Soc. Jpn., Vol. 19A), 0, p.421 - 424, 1994/00
LaSrCuO単結晶に3MeVの電子線を210e/cm照射した。照射は室温、空気中で行った。この照射でおよそ100ppmの点状欠陥が結晶中に導入された。超伝導転移温度は36Kで照射によっても変化しなかった。照射前後で磁化の時間変化をSQUI-D磁化測定装置を用いて測定した。これらの緩和率を用いて、実効的な活性化エネルギーを臨界電流密度の関数として求めた。照射前後どちらのデータも活性化エネルギーは同じlnJの依存性を持っていて、U(J,H)=const.g(T)ln(J/Jc)/Hの形で表される。ここでg(T)は(1-T/Tc)で表される。nは別の非可逆曲線の測定で求めたべきを用いる。
前田 裕司; 加藤 輝雄; 小野 文久*; 春名 勝次*; 田中 功*; 児島 弘直*
Physica C, 185-189, p.1383 - 1384, 1991/00
被引用回数:6 パーセンタイル:43.58(Physics, Applied)LaSrCuOの単結晶試料のボンド法による低温X線回折による精密格子定数の測定を行った結果、超電導転移温度近傍で格子定数に明確な変化を見い出した。即ち、超電導転移温度(T=33K)以下では、C軸方向の格子定数は増加し、C軸に垂直な方向では減少した。本実験に用いた試料はマルチコアから提供された単結晶である。電気抵抗の測定でTは33Kであった。4.2Kから室温の温度範囲で格子定数の精密測定を行なった。超電導状態でC軸方向の格子定数が増加し、C軸に垂直な方向のそれは減少したことは、超電導に寄与する結晶は2次元的であることを示唆する。超電導状態と結晶歪場との相関について議論し、報告する。